カテゴリ:過去のイベント( 17 )

上野邦一講演「平城京・宮にはどんな建物が建っていたのか、今どう整備したらよいのか」の記録

3月17日、奈良世界遺産市民ネットワークの年次総会が奈良県文化会館で開催されました。
基調講演は「平城京・宮にはどんな建物が建っていたのか、今どう整備したらよいのか」として、奈良女子大名誉教授で元奈良文化財研究所遺構調査室長の上野邦一氏が、平城宮跡の整備について、たいへん興味深い話をなさいました。
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当日はインターネット報道メディア「IWJ」による生中継が行われ、現在はアーカイブページで録画を見ることができます(IWJ会員以外は期間限定)。
また、IWJスタッフの方が講演の要点をツイートしてくださいました。ありがとうございます。

3月20日追記:「ニュース奈良の声」に記事が掲載されました。
奈良・平城宮跡 建物復元の是非 市民、批判的専門家の見解知る機会乏しく
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by hjks | 2013-03-19 01:22 | 過去のイベント

3月17日 講演会「平城京・宮にはどんな建物が建っていたのか、今どう整備したらよいのか」へご来場を

上野邦一講演「平城京・宮にはどんな建物が建っていたのか、今どう整備したらよいのか」
日時:3月17日(日)13:30~15:00
場所:奈良県文化会館 集会室A・B (「近鉄奈良」駅1番出口より徒歩5分)
   奈良市登大路町6-2 電話 0742-23-8921
料金:500円
申込:不要
主催:奈良世界遺産市民ネットワーク

奈良世界遺産市民ネットワーク第16回総会の基調講演。会員以外の聴講歓迎です。
講師の上野邦一さんは、奈良女子大学名誉教授。元奈良文化財研究所遺構調査室長、建造物の研究を担当。世界文化遺産の保護・保存を目的とするNGO、日本イコモスの委員で元理事。という経歴をお持ちの方。いま問題になっている平城宮跡の整備のあり方について、本質的なお話が聞けるでしょう。
申込不要です。興味ある方、ぜひご来場ください。
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by hjks | 2013-03-06 21:00 | 過去のイベント

平城宮跡「調整池」工事現場視察会の記録

3月5日、平城宮跡「調整池」工事現場視察会を開催しました。開始時点で35名が集まり、現地を歩きながら、国交省近畿地方整備局飛鳥歴史公園事務所平城分室の伊勢副所長から説明を聞きました。
説明というより「開き直り」でしかない部分もありましたが、公園計画も工事の進め方もひどいものであるということはよく伝わりました。なぜ、この公園事務所の仕事はこれほど質が低いのでしょうか。

視察会には、インターネット報道メディア「IWJ」のカメラが密着し、即日録画配信してくださっています。
ツイッターのまとめはこちらツバメの塒はどうなる? 3/5平城宮跡「調整池」工事の現地見学説明会。
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by hjks | 2013-03-06 09:27 | 過去のイベント

3月5日の調整池工事視察会、IWJが中継!

本日3月5日の平城宮跡「調整池」工事現場視察会が、インターネット報道メディア「IWJ」により生中継されることになりました。

IWJ奈良ch1で、13時からです。ご注目ください。
(現場の電波状況によっては後ほど録画配信となります)
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by hjks | 2013-03-05 09:04 | 過去のイベント

平城宮跡の調整池工事とは? 3月5日の視察会に備えて

3月5日開催の平城宮跡「調整池」工事現場視察会の関連情報です。

昨年12月25日付の国交省発表資料「緑地ゾーンの西緑地エリア・調整池の整備を行います」(PDF)には、
緑地ゾーンの西緑地エリアの整備の一環として、一時的に降水を貯めて局地的な水路の氾濫を抑えるために、既存の湿地の周囲に盛土によって堤を設けた調整池の整備を行います。

調整池とは、集中豪雨などの局地的な出水により、水路の流下能力を超過する可能性のある洪水を、水路に入る前に流れ出るのをおくらせて下流の洪水流量を軽減することを目的とする池のこと。
一時的に降水を池で受け止めた後、徐々に放流させ局地的な氾濫を抑える機能をもちます。
……とあります。
この説明にもあるように、「調整池」は治水土木の範疇です。ビオトープなど生態系保全のための水環境とは目的が違うので、「緑地ゾーンの整備の一環として」と言われても、説明になっていません。
昨年9月27日には、国交省平城分室で「調整池の造成は地下水の涵養のため」と聞かされたのですが、この説明はウソだったようです。

平城宮跡を守る会がこれまでに得た断片的な情報を総合すると、どうやら、
草地・湿地だった第一次朝堂院広場を埋め立てて舗装
→保水力低下=降雨時の雨水流出量が増加
→下流の水路の容量がパンク
→溢水を防ぐため上流に調整池造成
……ということではないかと推測されます。朝堂院の舗装などしなければ不要な工事。

大きな問題は、平城宮跡でも最も豊かな自然の残るエリアが、この調整池造成工事で破壊されてしまうことです。ここは近畿第2の規模の「ツバメのねぐら」であり、奈良県のレッドデータブックで希少種に指定されているカヤネズミの生息地でもあります。日本野鳥の会奈良支部は既に申入書を手渡したとのこと。
国交省は、造成工事に着手してから環境モニタリングの発注を開始。事業の正常な進め方には思えません。

3月5日の視察会では、現地で明確な説明を求め、調整池工事の全貌を明らかにしたいと考えています。
みなさまのご参加をお待ちしています。
3月5日 平城宮跡「調整池」工事現場視察会のご案内
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by hjks | 2013-03-01 07:30 | 過去のイベント

3月5日 平城宮跡「調整池」工事現場視察会のご案内

平城宮跡で進行中の、第一次朝堂院広場の埋立て舗装工事。
ここが舗装されると、地下に浸透する雨水が減少し、降雨時、より多くの水が流出するようになります。
流出した水が排水路からあふれるのを防ぐため(?)として、国交省は「調整池」を造成中です。

建設場所は、再建大極殿と平城宮跡資料館の間。実はここは、平城宮跡のなかでも最も自然豊かなエリアで、近畿第2の規模のツバメのねぐらがあり、奈良県のレッドデータブックで希少種に指定されているカヤネズミの生息地でもあります。
この工事については、これまでほとんど報道がなく、何のためのどんな工事なのか、詳細がわかっていません。
そこで、国交省現地事務所(近畿地方整備局国営飛鳥歴史公園平城分室)の伊勢副所長に現地をご案内いただき、説明を聞く視察会を企画しました。

日時:3月5日(火)雨天決行 13:00~15:00
場所:平城宮跡 第一次大極殿の南西のトイレ付近に集合 (近鉄「大和西大寺」駅より徒歩10分)
料金:無料
申込:メールに「3/5視察会参加希望」と書いてinfo@narapress.jpまで
主催:平城宮跡を守る会 電話 070-5024-9428

平城宮跡に興味のある方、どなたでもご参加いただけます。
参加希望の方は、メールに「3/5視察会参加希望」と書いてinfo@narapress.jpまでお送りください。

多くの方のご参加をお待ちしています。

※足場が悪いかもしれないので、汚れてもいい服と長靴をご用意ください。
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by hjks | 2013-02-26 14:37 | 過去のイベント

自然観察報告会&パブコメ対策会を開きました

平城宮跡を守る会は2月23日、奈良市中部公民館で「平城宮跡を考える 自然観察会報告会&パブコメ対策会」を開催しました。

前半は、2月11日に平城宮跡で開催した自然観察会の報告。
観察会ではおよそ2時間で106種の植物と13種の野鳥を確認。市街地の真ん中で、草地・湿地独特の豊かな生態系が育まれているようすを実際に確かめました。
一方、第一次朝堂院広場の舗装に伴って新たに造成される「調整池」予定地では、近畿第2の規模のツバメのねぐらであるエリアが重機によってかなり破壊されており、その惨状についても確かめました。土セメント舗装が始まればアルカリ性の汚濁水が池に流入することも想定され、生態系が一変してしまう危険があります。

後半は、2月末〆切のパブリックコメントについて検討しました。
話し合われた論点は以下の11点。

①世界遺産コアゾーンの中の事業。整備プログラム案は大きな現状変更であり不適切。
②築地回廊の真実性に疑問が。確かなことがわかるまで建設せず、復原はCGで。
③整備により地下水位が低下し、木簡等の地下埋蔵物を毀損する懸念が払拭されていない。
④景観を損ねる。高さ8メートルの築地回廊が建設されると、東大寺大仏殿・若草山への眺望が阻まれる。草地・湿地の舗装は、多くの人に愛されてきた独特の景観を損なう。
⑤周知不足。奈良市内でも整備計画はほとんど知られておらず、「国民的プロジェクト」にはほど遠い。時間をかけて合意形成を。
⑥平城宮跡展示館は、現存の平城宮跡資料館との違いがない。もし作るなら、県営プール跡地に、奈良の通史を展示する大規模な歴史博物館を。
⑦歴史公園としての利便性と価値が低下する。朝堂院広場が舗装されると、春から秋には日中歩けないほど暑く、冬は寒くなり、公園としての利活用性が低下する。アスファルトや土セメントは奈良時代にない舗装材で、復原とはいえない。
⑧近鉄奈良線・みやと通・県道矢田奈良線の移設は現実的でない。移設を前提しない整備プログラム案を。
⑨市街地の中に残る自然としての再評価を。基本構想からの35年間で、周辺の緑地・耕地は激減。
⑩朝堂院広場と調整池の整備工事が、希少動物カヤネズミの生息地や、近畿第2の規模のツバメのねぐらを破壊。草地・湿地環境の保全を。
⑪朝堂院広場の全面舗装は不要。中心軸線の確保は、公園計画概要図にある中央部の通路整備で可能。

考えれば考えるほど、奇妙な整備プログラム案です。
このまま進められることのないよう、パブコメを送りましょう。
国営平城宮跡歴史公園整備プログラム(案)に関する意見募集
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by hjks | 2013-02-25 03:27 | 過去のイベント