平城宮跡パブコメ 景観からの論点

平城宮跡を守る会のMLに寄せられた、パブリックコメントの論点をご紹介します。


2月28日締切のパブコメに関連し、平城宮跡からの景観について参考情報です。
国営平城宮跡歴史公園整備プログラム(案)において、問題にしている第一次朝堂院跡舗装計画について全く触れられていないのは問題なのですが、整備プログラム(案)では主に第一次大極殿院の築地回廊復原計画について述べられています。

計画によると、第一大極殿を囲んでいる現在の仮柵の変わりに、高さ7m(※基壇を含めると8m)の築地回廊復原が予定されています。
高さ7mもの回廊で囲まれると、第一次大極殿から東大寺大仏殿や二月堂への眺望が阻害されるのは明白です。
また、平城宮跡資料館あたりからの大仏殿眺望も一部阻害されます。

奈良市都市景観条例では平城宮跡から大仏殿の眺望については直接触れられていませんが、関連資料を見ると、「類型Ⅱ:広がり型眺望景観」として「平城宮跡から東大寺大仏殿、若草山等の山並みへの眺望」というのが挙げられています。
「類型Ⅱ:広がり型眺望景観」とは、
史跡や水面、農地が創り出す近景の広がりが、ゆとりと潤いを創り出すとともに、その広がりのなかに見え隠れする数多くの歴史文化遺産や史実・説話・伝承などが、見る人の想像力をかりたたせ、豊かな自然のなかに歴史と文化の香を感じられる眺望景観
と書かれています。
「広がりのなかに見え隠れする数多くの歴史文化遺産や史実・説話・伝承などが、見る人の想像力をかりたたせ」というくだりは、第一次朝堂院舗装や、築地回廊復原と矛盾します。

また別の関連資料でも「平城宮跡から東大寺大仏殿、若草山等の山並みへの眺望」が重要視されています。

広い平城宮跡ですので、築地回廊から離れた場所に移動すれば大仏殿・二月堂の眺望があるわけですが、最も主要な第一次大極殿周辺から大仏殿・二月堂が望めなくなります。


なるほどと思った方は、ぜひパブコメに投稿を。
国営平城宮跡歴史公園整備プログラム(案)に関する意見募集
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by hjks | 2013-02-25 12:44 | パブコメ
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